国見ヶ丘病院では、ひとりひとりの患者さまにあわせ、いろんな活動や人との触れあいを通して、よりよい社会生活が送れるような社会復帰プログラムを用意しています。入院治療としてはもちろん、退院後のケアとしても患者さまの生活をサポートするさまざまな医療サービスを提供します。
リハビリテーション
リハビリテーションとは、障害を受けた患者さまが本人の力によって身体的・社会的に復帰できるまで回復させることをいいます。国見ヶ丘病院では、さまざまなプログラムを通して患者さまの自立的な回復をサポートしています。
精神科作業療法
精神科デイ・ケア
デイケアは「日中の過ごし方がわからない」「単身生活に自信がない」などという不安を抱える方々が、さまざまな活動を通して楽しい日々を送るためのプログラムです。デイケアによって、生活のリズムを整えたり、人とのつきあい方を学んだり、仲間をつくったり、正しい生活習慣を身につけ、社会的に自立するための準備を行ったりします。
料理
料理はデイ・ケアの代表的なプログラムです。メニューは参加者同士が決め、買い物・準備・調理・会計などを分担します。自分でつくった料理に深い充実感を感じます。
スポーツ
サッカーやバレーボールなどのスポーツを通じて、体力の維持を図ります。チームに分かれてプレイすることで、人との関わり方を学びます。
菜園
自分たちの手で畑をつくり、野菜などを育てます。作物が育つにつれ、充実感が増していきます。収穫した野菜は料理して食べたり、おすそわけしたりします。
音楽
演歌や歌謡曲、懐かしい流行曲など、参加者のリクエストに応じた曲を歌います。大きな声で歌うことがストレスの発散にもつながります。
精神科デイ・ナイト・ケア
デイナイトケアは、日中以外の時間にも「夕方からの過ごし方がわからない」「夜間さびしくなったり不安になったりする」などといった方々が集まり、食事、入浴、レクリエーションなどを通して楽しい時間を過ごすためのプログラムです。デイナイトケアによって、夕方からの過ごし方を身につけたり、食生活や入浴などの衛生管理を改善し、快適な生活を送るための準備を行います。
精神科訪問看護指導
できることなら住み慣れた我が家で治療に専念したい。そういう方がの希望をかなえるために、国見ヶ丘病院では訪問看護指導サービスを実施しています。専門の看護スタッフがそれぞれのご家庭を訪問し、さまざまな医療・看護支援を行います。
〇訪問看護指導サービス
精神疾患や認知症の方が、地域やご家庭で安心して暮らしていただくためのサービスです。関連機関との連携を取りながら、患者さまのご家庭を専門スタッフが訪問し、それぞれの症状や生活にあわせてメンタルケアや清潔維持、食事など日常生活の支援、健康チェックや服薬指導などの看護ケア・介護のご相談などを行います。そのほか、単身生活で孤独を感じている方、社会生活にスムーズに適応できない方などにも、定期的な服薬や食事の摂り方などの健康管理、身の回りの整理・整頓などをお手伝いし、より健康的な生活が送れるように支援しています。
〇おもなサービス内容
・病状や障害のチェック
・医師の指示による医療処置
・リハビリテーションの指導
・服薬の指導
・入浴・清拭・洗髪の介助
・健康管理・生活支援など